品番-komono88

インドネシアのモール裂と算崩しのネックレスポーチ

 

150年以上前の明治期に織られたインドネシアの古裂。

その昔、日本で布を鮮やかに紅く染める事は難しく、

遠くインドや東南アジアから渡来した色鮮やかな紅い布は、

大変貴重なものとして珍重されました。

この布は、極細番手の紅い木綿糸に絹の金茶の糸で繊細な格子織りのベースに、

更に金糸に見立てた糸でボーダー状の緻密な刺繍が丹念に施されたもの。

茶道具の仕覆としても使われる格式のある布をネックレスポーチに仕立てました。

内布には、同時代の日本で織られた算崩しの布を。

煙るようなグレーにも見える深い紺色が紅い表布を引き立てます。

 

ネックレス用の紐を通す部分には黒檀を切り出し、手彫りした留め具を。

黒の麻糸を四つ編みした組紐を通しています。

紐は首から下げたり、また斜めがけにも出来るように少し長めにしてあります。

長さの調節が出来るように、アンティークのビーズを通しました。

交易で使われていた古いビーズです。

古布に真新しいビーズは光沢や色が浮いてしまって合わないことがあるので、

古い布、天然染めの布にはアンティークのビーズや金具、ボタンを合わせています。

 

一つ一つの工程を手縫いし、すべて手仕事で仕立てた袋ものです。

手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、

手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。

手にしたときに、思わず心が和むような、喜ぶような、

そんな袋ものに仕上ったと思います。

さあ、中に何を仕舞いましょうか。

お守り、思い出の品、大切な手紙を仕舞う、外した指輪を仕舞う場所として、

またはアロマなどお好きな香りのあるものを忍ばせて。。。

肌身離さず身につけていたい、そんな装身具としてお使い頂けたら、と思います。

 

size : W7.5cm × H10cm

表布:150年以上前のインドネシア古裂(古布)

内布:150年前、明治期の算崩しの木綿(古布)

紐  :黒の麻糸を四つ編みした組紐。最長107cmまで長さ調節可能

緒締め玉 :交易で使われていたアンティークビーズ

留め具:黒檀を手彫りしたもの

 

発送方法 :    レターパックライト、レターパックプラス、

        ゆうぱっく、ヤマト便 (東京発、60サイズ)、

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